行き場を失くした、引き取り手のないご遺骨。
今や年間30,000人を超えると云われる孤独死。
家族と離ればなれになった人や海を越え異国で亡くなった人、事情は様々です。
そんな社会的背景を顕在化するかのように、延寿院住職のもとには、行き場をなくした無縁のご遺骨が各地から運ばれてきます。
当日は、お預かりしていた7名のご遺骨の埋葬が執り行われました。
安寧の場所を提供する無縁墓のご供養のお手伝いをしながら感じたことは、それぞれ立場や事情は違えども、終の棲家はひとりではないので、安らかにお眠りくださいという想いでした。
無償でご遺骨を引き取り、ご供養をされる姿もさることながら、命の尊厳に立ち会えたことで僧侶(お寺)の尊さを垣間見る瞬間でした。
延寿院 無縁墓 燈(ともしび)
詳細:http://www.tokyo-satoyamaboen.com/other/muenbo/index.html
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