【開催報告】ロータスシネマ vol.78『うんこと死体の復権』@西新宿

レポート(活動報告)

8月23日(土)西新宿・常円寺祖師堂でロータスシネマvol.78『うんこと死体の復権』を上映しました。連日の暑い日差しの中、お寺の門をくぐるとなぜか暑さが和らぐような気がします。

今回上映の作品は話題になった作品ですが劇場上映が少なかったこともあってか、今回は20名ほどの参加者がありました。画面いっぱいに映し出される排泄物にどういう視線を送っていいのかわからない様子の人も。

登場する人々がみな、常人とは一線を画す偏愛の人ばかりで、その本気さに言葉を失うのですが、とても魅力的。上映会の参加者もおそらく「ちょっと変わった人」なのかもしれません。

上映後の感想シェア会は、3人~5人程度のグループに分かれて映画の感想や知っていること、経験などをシェアしました。グループが盛り上がっている場合スタッフは参加しないのですが、小耳に挟んだところ、せめて排泄物を循環に乗せるためにコンポストトイレはどうなんだろうという話では、「抗生物質を使ったり抗菌剤や保存料の入った食べ物を摂取している人の場合、分解するための菌が負けていなくなってしまうこともあって成立しにくい」という知見も出て、人の暮らし自体が菌との共生を難しくしたり、循環の輪から外れてしまう原因にもなっているのだと思い知らされました。

こんな面白い話ができる感想のシェアこそが自主上映の醍醐味。興味とお時間が合いましたらぜひ次回ご参加ください。

※今回音声不具合があり、上映中音が途切れる場面がたびたびありました。一部の方には参加費をご返しし、一部、今回の作品公式パンフレット購入に振り替えていただきました。その分を次回につなげてほしいと寄付にしていただいた方もたくさんあり、大変感謝しています。今回ユニバーサル上映対応のディスクで本編が字幕つきだったため助けられました。今後このようなことが無いよう、できる限りの対策を取りたいと考えております。ありがとうございました。

ロータスシネマでは、毎回社会的な課題をとりあげた作品を上映しています。まず、知ること。関心を持てる題材、活動があったら自分も働きかけてみてはいかがでしょう。世界のさまざまな生き方、命の在り方、課題をご紹介しています。

次回ロータスシネマは9/27(土)13:30~、今回と同じく西新宿・常圓寺祖師堂で開催します。

■上映作品『2040 地球再生のビジョン』
監督:デイモン・ガモー(『あまくない砂糖の話』2014) 配給:ユナイテッドピープル 2019年/オーストラリア/92分/ドキュメンタリー

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